MENU  |TOP由緒案内祭典案内祭典行事自然情報写真コンテスト特集リンク問合せ生々情報
LINK  | 神道お伊勢さん神さまなかよ市森のこどもとちぎのお社とちぎの酒日光の観光

今日の神社

[平成16年10月24日(日)晴れ]
拡大 : 800x531  撮影日 : 2004/10/24

  経(たて)もなく 緯(ぬき)も定めず 娘子(をとめ)らが 
   織る黄葉(もみちば)に 霜な降りそね(万葉8 大津皇子)

 縦糸も横糸も決めずに、乙女たちが織る紅葉に、霜よどうか降らないで・・。

 山の紅葉を、乙女たちが織る布に見立てて詠んだのですね。
機織りのときには、縦糸と横糸をきちんと決めて織るそうですが、山の紅葉は自由気ままに織った布のようだ、ということなのでしょう。

 山のもみじ葉を見て、乙女たちが織る布になぞらえる感性や、その織物(山のもみじ葉)に「霜よどうか降りないで」という優しさ。

 ・・一見、女性の感性で詠んだ歌のように思われますが、作者の大津皇子(おおつのみこ)は男性です。万葉集には石川娘女(いしかはのいらつめ)に贈った歌など四首があり、以前「今日の神社」で紹介した歌もあります。

 大津皇子は天武天皇の皇子で、朱鳥(あけみとり)元年(686)に、天武天皇が亡くなった後、謀反を計画したという疑いで捕らえられ、翌日には自害させられてしまいます。このとき大津皇子はまだ24歳という若すぎる命をはかなくも散らしてしまいます。

 ・・だから尚更、自然に対する優しい眼差しが、この薄幸の皇子のものだと思うと切なくなります。





令和6年4月19日(金) 晴 



令和6年4月18日(木) 曇



令和6年4月17日(水) 曇



令和6年4月16日(火) 曇 



令和6年4月15日(月) 晴



令和6年4月14日(日) 晴



令和6年4月13日(土) 晴 



令和6年4月12日(金) 曇


 
>> NEXT

Copyright (C) 2002 Nikko Futarasan-jinja. All Rights Reserved