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今日の神社
[平成17年12月5日(月)晴れ]
拡大 :
800x531
撮影日 : 2005/12/05
・・昨夜の雪が積もり、朝おきたら景色はすっかり雪化粧です。
金子みすゞの詩には雪についてとても優しいまなざしのものがあります。
上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしてゐて。
下の雪
重かろな。
何百人ものせてゐて。
中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。
金子みすゞ 「積もった雪」
綿帽子をかぶったような雪景色を見て、積もった雪にさえも、その心情を感じ取るみすゞの感性には脱帽です。
・・こんなに純粋にものごとを感じ取れる人がたどった、26歳という若さで自らの命を絶ってしまうという運命を考えると・・。
その優しく純粋な感性を「明」とするならば、みすゞのその最期の運命は「暗」となるのでしょう。
・・みすゞを取巻いた運命の「明」と「暗」のコントラストを想うとき。
この雪景色に反射した日の光を見るより・・目に沁みます。そして心に沁みるのです。
【気温2.5℃ 湿度66%】
令和6年4月19日(金) 晴
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